園のブログ

子どもの『自信』を身に付けさせるためには

「出来なくなるとすぐに諦めてしまう」「失敗を恐れて新しいことに挑戦しない」そんなことが気になるお母さまは多いと思います。

では、そのようなことを解決するにはどうしたらよいのでしょうか。

実はお母さま方が抱えている悩みは、子ども達が『自信』を持つことで解消されることがほとんどです。

今回は子どもたちに『自信』をつけるために知っておいてほしいことを紹介します。

 

「自分を好き」が自信の源

 

自信を持っている子どもは「自分のことを好きな子ども」です。「自分を好き」というのは、自分の良いところも悪いところもすべて含めて好きということです。

自分を好きであればうまくいかなくても、「努力が足りなかった」とありのままを受け入れることができ、「でもここまでは頑張れたから、つぎはもっと頑張ろう」とやる気と自信を維持することができます。

しかし、自分を好きではない子どもはうまくいかないと「自分は何をやってもダメだ」と後ろ向きに自分を追い込み、一所懸命頑張ったことすら否定してしまうので、さらに自分のことを好きでなくなっていき、やる気と自信を失っていくのです。

 

「かけがえのない存在」だと伝えよう

 

では、自分が好きな子どもになってもらうにはどうしたらよいのでしょうか。

好きになるといっても、自分“だけ”が好きになるということではありません。自分“だけ”が好きだと「わがまま」になってしまうのです。

つまり「自分が好き」になるためには、他人との関係を通し「相手を好きになる」ことで自分の良さを気づくことが必要なのです。

そのためには「両親または友達から好かれている」という実感を得ることが必要です。誰かに好かれる経験を通して、好きになる心をそだてていくのです。

なので、お母さま方は出来たことだけを褒めるのではなく、成功も失敗もそれまでの過程もすべてを認めてあげて「あなたはかけがえのない存在」だということを伝えてあげましょう。

 

明日から使える『自信』つける方法

 

嫌いなところは「プラスの言葉に言い換える」

どんな人にも自分の嫌いなところがあると思います。すぐに改善できるものもあるかもしれませんが、性格のようにガラリと変えるには努力を要するものもあります。

そんなときには嫌いなところを直す努力ではなく、視点を変えて「プラスの言葉」に言い換えてみましょう。

例えば、「集中力が続かない」子どもは「断念力がある」と言い換えることができます。集中力が続くからこそ、いつまでもたってもやめられないことで誰かに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。そう考えると「断念力がある」ことはその子の良いところといえるでしょう。

 

夫婦の会話で「間接的に子どもを褒める」

子どもは私たちが思っている以上に言葉に敏感です。なので、頑張ったことを直接言葉にして褒めてあげることはとても重要です。

実は直接褒める以上に効果的な方法があります。それは夫婦間での会話の中で「間接的に子どもを褒める」ことです。

例えば、普段なかなか宿題をやらない子どもが自らすすんで宿題をやったとします。そんな時、「よく頑張ったね」と直接子どもに伝えるだけでなく、夫婦の会話の中で「この子ね、今日宿題を自分から始めたのよ。とても嬉しかったわ」などと、子どもに聞こえるところで間接的に褒めてあげましょう。ほかの人にも自分の評価を伝えてくれたという事実が、母親に対する信頼感を高め、「自分は頑張ったんだ」とさらに強い自信を生み出すでしょう。

ただし、子どもの悪いところや失敗したことに対して同じ方法を使ってしまうと、直接言うよりも子どものやる気や自信を失う原因になるので注意しましょう。

 

 

たくさんの愛情を注いであげる

子どもは「自分が好き」になることで『自信』をつけ、やる気を出して自ら困難にも立ち向かうようになります。

我が子の良いところをたくさん見つけてあげて、たくさんの愛情を注いであげてください。