園のブログ

フッ素って?

川越白ゆり幼稚園では、今学期は6月から歯医者さんにフッ素をいただいて、フッ素の塗布を開始しました。

年中さんは初めてのフッ素だったので、飲み込まない、フッ素塗布後すぐに水を飲まないなど、お約束をよく聞いてから行いました。

 

そこで今回はそのフッ素についてご紹介します。

 

フッ素とは

フッ素とは、「フッ素化合物」という成分です。

ナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」

カルシウムと結びついた「フッ化カルシウム」が

歯の表面に塗布されることで、含まれているミネラル成分が虫歯予防につながる効果を発揮します。

 

実はフッ素は、海藻やお茶の葉、エビ、牛肉、ジャガイモなど様々な食品に含まれています。

しかし、食べ物だけでは十分なフッ素は摂取することができません。

自分で意識してフッ素を塗布することで虫歯予防の効果が発揮されるのです。

 

 

フッ素の効果

フッ素には3つの効果があると言われています。

 

再石灰化

食事によって受ける酸により溶けだしたカルシウムやリンを補うことを促進します。

これが再石灰化で、初期むし歯を修復する効果が期待できます。

 

歯の質を強化

歯の表面は「エナメル質」というか体操で覆われていますが、酸やプラークにより、溶けやすい組織です。

フッ素を塗布することで、歯質の密度がアップし、むし歯での抵抗力を強めます。

 

菌の働きを弱める

プラークは虫歯の原因菌の増殖と酸の放出を続け、むし歯をどんどん大きくしていきます。

フッ素には、むし歯を引き起こす細菌の働きを弱める力があり、塗布していない歯よりもむし歯のリスクを抑えることができると考えられています。

 

 

フッ素効果で強い歯を

川越白ゆり幼稚園では、毎週水曜日に年中さんと年長さんは歯磨きの後に、音楽に合わせてフッ素の塗布をしています。

歯磨きに加え、フッ素効果を上手に活用し、強い歯を作っていきましょう!