園のブログ

熱中症にご注意を!

暑い夏がやってまいりました。

毎日のように熱中症に注意しましょう!と報道されていますが、警戒レベルはどのように算出されているのか詳しく知ることにより、具体的な対策を考えてみませんか?

熱中症警戒レベルはどのように決まるの?

熱中症警戒レベルは、暑さ指数で判断されています。

暑さ指数とは、①気温②湿度③輻射熱を取り入れた温度の指標です。

湿度が高い場所では汗が蒸発しにくく、身体から空気へ熱を放出する能力が減少してしまうため、熱中症になりやすくなります。

暑さ指数を算出するうえで、湿度が7割を占める重要な要素になります。

室内にいるからと安心せず、気温に加えて湿度も確認しながら、生活するように心がけましょう。

 

気温だけでなく、地表温度にも注意!

また、日中の強い日射により地表面はかなり高温になります。

身長が低く地表面からの影響を受けやすい子供(高さ50cm)と大人(高さ150cm)を比較すると、

暑さす指数は平均して0.1〜0.3℃高くなります

風が弱く、日射が強いときには2℃程度高くなった事例もあるそうです。

子供は地表面の影響を受けやすいため、体感温度が高くなります。

地表面からの反射光の遮断や熱がこもりにくい服装など大人以上に対策を心がけてあげる必要があります。

 

 

熱中症のおもな症状とは

 

熱中症にかかるとどんな症状が現れるかという知識も大切です。

重症度別に見てみましょう。

 

重症度1

手足がしびれる

めまい・立ちくらみがある

筋肉のこむら返りがある

気分が悪い・ぼーっとする

 

重症度2 

頭がガンガンする

吐き気がする

体がだるい

意識がなんとなくおかしい

 

重症度3 

意識がない

体がひきつける(けいれん)

呼びかけに対し返事がおかしい

真っ直ぐに歩けない・走れない

体が熱い

 

こんな症状が現れたら、涼しい場所で水分補給をしましょう。

身体を冷やしてあげることも大切です。額や顔だけを冷やすのではなく、脇の下・首すじ・足の付け根などの太い血管や体全体を冷やすと効果が上がります。

危険を感じたら、すぐに救急車を呼びましょう!

 

 

暑さ対策をして夏を楽しみましょう!

日々の暑さ指数の確認はもちろんのこと、各教室の温度・湿度管理を徹底し、子供たちの体調管理に気をつけながら、暑い夏も楽しい保育で乗り切っていきます。

皆様も暑さ対策を工夫して、ますます暑くなる夏を楽しみましょう!